反魂草・返魂草(読み)はんごんそう

精選版 日本国語大辞典 「反魂草・返魂草」の意味・読み・例文・類語

はんごん‐そう ‥サウ【反魂草・返魂草】

〘名〙
随筆・牛馬問(1755)二「此頃たばこといふもの時行〈略〉一名淡芭菰、又淡婆姑とも書、一名返魂草」
キク科多年草。北海道、本州中部以北の高原や深山に生える。高さ一~二メートル。茎は紫色を帯び、葉は羽状に深く三~七裂、裂片は披針形で裏にちぢれた細毛があり縁に鋸歯(きょし)がある。初秋、茎上に小枝を分けて大形の散房花序を作り、黄色い頭花を多数つける。頭花は径約二センチメートルで五~七個の舌状花がある。漢名に劉寄奴を当てる。ななつば。やまあさ。〔物品識名(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android