反発・反撥(読み)はんぱつ

精選版 日本国語大辞典 「反発・反撥」の意味・読み・例文・類語

はん‐ぱつ【反発・反撥】

〘名〙
① はねかえすこと。はねかえること。外から加えられる力や他人言動などに反抗して、うけつけないこと。負けずに反抗すること。また、そういう気持
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二七「敢て其に反撥(ハンパツ)して、奮って更に大に励まう」
※或る「小倉日記」伝(1952)〈松本清張〉二「彼は後年こういう憐愍には強い反撥を覚えたが」
② 取引市場で、下落した相場が一時的に急騰すること。〔最新現代語辞典(1933)〕
[補注]「反発」は「反撥」の書き換え。

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