反ゴルバチョフ−クーデタ(読み)はんゴルバチョフ−クーデタ

旺文社世界史事典 三訂版 の解説

反ゴルバチョフ−クーデタ
はんゴルバチョフ−クーデタ

ソ連ゴルバチョフ大統領に対する保守派クーデタ
ペレストロイカを進めるゴルバチョフが国家再編をめざして新連邦条約締結を求めると,それに反対する共産党内保守派が1991年8月にクーデタを敢行してゴルバチョフを監禁した。ロシア共和国大統領のエリツィンによってクーデタ派は敗北したが,これ以後ゴルバチョフは実権を失い,ソ連共産党の解散およびソ連解体へと進むこととなり,同年12月25日に辞任した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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