精選版 日本国語大辞典 「双務貿易」の意味・読み・例文・類語
そうむ‐ぼうえき サウム‥【双務貿易】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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二国間で相互に協定して行われる貿易。1930年代の大恐慌期に、世界貿易の縮小と国際収支の不均衡に直面した各国は、その解決策として、二国間での貿易の拡大および収支の均衡を目的に双務協定を結び、貿易決済は二国間の清算協定や支払協定に基づいて行う形をとった。しかし、この方式は、二国間の貿易収支が均衡する場合は外貨の節約になるが、一般には二国間だけでの均衡は困難であるし、また、このような傾向はブロック化を推し進め、世界貿易をさらにいっそう縮小する結果となった。第二次世界大戦後は、この戦前の世界貿易縮小への反省から、共産圏諸国との貿易では、外貨不足から双務貿易が支配的であったものの、自由貿易を標榜(ひょうぼう)するガット(GATT。世界貿易機関=WTOの前身)のもとで、多数国間でなされる多角貿易へと移っていった。
[秋山憲治]
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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