去留(読み)きょりゅう

精選版 日本国語大辞典 「去留」の意味・読み・例文・類語

きょ‐りゅう ‥リウ【去留】

〘名〙 去ることと留まること。
万葉(8C後)五・八〇六・右詞文「唯羨去留無恙、遂待披雲耳」
浮世草子好色万金丹(1694)叙「兔角世は天道次第、去留(キョリウ)は心にまかすべし」 〔杜甫‐遊修覚寺詩〕

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普及版 字通 「去留」の読み・字形・画数・意味

【去留】きよりゆう(りう)

去止。取舎進退。また、自然のなりゆき。晋・陶潜〔帰去来の辞〕已(や)んぬるかな、形を宇(うだい)に寓(よ)すること復(ま)た時ぞ。曷(なん)ぞ心に委(まか)せて去留に任せざる。胡爲(なんす)れぞ遑遑(くわうくわう)として、何(いづ)くに之(ゆ)かんと欲する。

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