厭味たらしい(読み)いやみったらしい

精選版 日本国語大辞典 「厭味たらしい」の意味・読み・例文・類語

いやみっ‐たらし・い【厭味たらしい】

〘形口〙 (「たらしい」は接尾語) 「いやみたらしい(厭味━)」の変化した語。
滑稽本八笑人(1820‐49)三「色は白と青と黄を交(まぜ)て、なんだかいやみったらしいとぼけ面で」

いやみ‐たらし・い【厭味たらしい】

〘形口〙 (「たらしい」は接尾語) いかにもいやみである。にやけていやらしい。きざっぽい。いやみったらしい。
人情本・梅之春(1838‐39)初「なんのいやみたらしい、そんなものを男が持ってたまるものか」

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