原爆症認定(読み)ゲンバクショウニンテイ

デジタル大辞泉 「原爆症認定」の意味・読み・例文・類語

げんばくしょう‐にんてい〔ゲンバクシヤウ‐〕【原爆症認定】

被爆者健康手帳をもつ原子爆弾被爆者が発病した場合、その疾病放射線に起因するものか、また治療が必要であるかを国が判断すること。原爆症と認定されると、月額約13万5000円の医療特別手当が支給される。審査厚生労働大臣諮問機関である疾病・障害認定審査会が行い、厚生労働大臣が認定する。
[補説]原爆症認定者は被爆者健康手帳所持者の1パーセント未満にとどまっていたが、原爆症認定を求める一連集団訴訟に敗訴し続けた国は、平成20年(2008)に認定基準を緩和した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android