原新田遺跡(読み)はらしんでんいせき

日本歴史地名大系 「原新田遺跡」の解説

原新田遺跡
はらしんでんいせき

[現在地名]掛川市下西郷

さか川とその支流倉真くらみ川に挟まれた丘陵の最南端上に立地する弥生時代後期の集落遺跡。同一丘陵上には同時期の天王山てんのうざん遺跡も立地している。昭和六一年(一九八六)に学校体育館建設のため発掘調査が行われた。遺構竪穴住居跡一五軒・方形周溝墓二基、溝状遺構が検出されている。溝状遺構は遺跡のある丘陵を北西から南へ回り込むように湾曲しており、竪穴住居跡はこの湾曲した溝状遺構内側で検出され、環濠の可能性が考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android