厚岸村(読み)あつけしむら

日本歴史地名大系 「厚岸村」の解説

厚岸村
あつけしむら

[現在地名]厚岸郡厚岸町奔渡町ぽんとちようなど

明治初年(同二年八月から同六年の間)から明治一七年(一八八四)まで存続した厚岸郡の村。近世にはアッケシ場所のうち。「釧路国地誌提要」に厚岸村がみえ、明治六年には平民二一戸・一二二人(男六三・女五五・僧四)が居住していたほかに、士族八人(男六・女二)・平民二六〇人(男二一九・女四一)の四戸(官舎三・平民一)が寄留していた。この戸口から考えると、近世にアッケシ会所の置かれたヌサウシコタン(のちの湾月町)を中心に和人の居住地を仮称したものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android