卯太郎(読み)うたろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「卯太郎」の解説

卯太郎 うたろう

1843-1873 明治時代の農民
天保(てんぽう)14年生まれ。北条県貞永寺村(岡山県鏡野町)の総代。地券発行,徴兵令,解放令など一連の明治政府の施策に反対し,明治6年5月26日数万人が参加し,美作(みまさか)(岡山県)地方のほとんどをまきこんだ一揆(いっき)(血税一揆)を指導した。軍隊による鎮圧後,同年7月2日処刑された。31歳。美作出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android