南面利村(読み)なめりむら

日本歴史地名大系 「南面利村」の解説

南面利村
なめりむら

[現在地名]和泉市南面利町

善正ぜばた村の東にあり、東は河内国錦部にしごり天野山あまのさん(現河内長野市)横山よこやま谷の一村中世には横山庄に含まれており、徳治二年(一三〇七)一一月二一日の僧快尊・快実先師遺領寄進状(金剛寺文書)に「弐段半横山南面流」とみえ、応長元年(一三一一)一二月一〇日の覚円房実意忌日田支配状写(同文書)によれば、「和泉国横山庄内南面流字岸窪」の一反が覚円房実意忌日田に充てられることになっている。中世には「南面流」と記したようである。文禄三年(一五九四)検地帳(池辺家文書)は横山谷で一括されていて村高は不明だが、当村居住者の名請人は二八名(屋敷数一七)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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