南真行村(読み)みなみまゆきむら

日本歴史地名大系 「南真行村」の解説

南真行村
みなみまゆきむら

[現在地名]猪苗代町長田おさだ

東真行村の南西、猪苗代湖北岸の平坦地にあり、川西組に属した。「新編会津風土記」によると、東真行村は天正一九年(一五九一)当村より分れて成立したという。寛文六年(一六六六)の「会津風土記」に村名がみえる。天保郷帳では高一五〇石余。「新編会津風土記」では家数七。鎮守らい神社。同社由緒書によれば、文治年中(一一八五―九〇)源義経に従って奥州に下った鈴木三郎重家は故あって当地を賜り、守護神である山城国愛宕おたぎ郡加茂大明神・別雷神を勧請したのが草創といい、またこれが当村の始まりともいう(猪苗代町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android