南田島村(読み)みなみたしまむら

日本歴史地名大系 「南田島村」の解説

南田島村
みなみたしまむら

[現在地名]泗水町南田島

田島村・猪目いのめ村の南に位置し、集落は東は塩浸しおひたし川、北は合志こうし川、西は上生わぶ川によって刻まれた突起状台地の下に立地する。慶長一三年(一六〇八)検地帳によると、屋敷持三二、家数六四・人数八三、牛馬二一、田六〇町二反五畝余・畠五七町一反一畝余、分米一千一九八石三斗余。「国志草稿」は小村として平野妙蓮寺・ヌカツミを記す。寛永一〇年(一六三三)人畜改帳はこの小村ごとに作成されたものとみられ、三冊が残る。

南田島村
みなみたじまむら

[現在地名]川越市南田島

大仙波おおせんば村の東、九十ぐじゆう川と新河岸川に挟まれた低地に立地。東は九十川を隔てて並木なみき村・大中居おおなかい村。小田原衆所領役帳に御家門方の伊勢備中守の所領として「四拾五貫文 入東田嶋郷」、同じく伊勢兵庫頭の所領として「六貫文 入東川崎田嶋内」とみえる。もと田島村と称したが、江戸初期に北田島村が形成されたことから南を冠するようになったとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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