南方新家村(読み)みなみかたしんけむら

日本歴史地名大系 「南方新家村」の解説

南方新家村
みなみかたしんけむら

[現在地名]東淀川区柴島くにじま一丁目・東中島ひがしなかじま二―三丁目

南方みなみかた村の東に位置する。南方村より分村。俗に北新田きたしんでんともいい、南方村では北方きたかたともよんだ。また山口やまぐち村の稲荷神社(現中島惣社)の鳥居先に位置したので鳥居崎とりいざきとも称した(西成郡史)。南方村の村高は寛永―正保期(一六二四―四八)の摂津国高帳より、延宝七年(一六七九)検地のほうが一一三石余減じており、その差が享保二〇年(一七三五)摂河泉石高調の当村の高一三二石に近いので、当村の南方村からの独立は延宝七年以前と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android