南小野村(読み)みなみおのむら

日本歴史地名大系 「南小野村」の解説

南小野村
みなみおのむら

[現在地名]小川町南小野

中小野なかおの村の南にあり、東はじよう山の峰筋を境として北海東きたがいとう村、西は河江ごうのえ村、南は北部田きたべた村と接する。慶長国絵図にはみえないが、慶長一二年(一六〇七)検地帳が作成されている(「肥後豊後検地諸帳目録」県立図書館蔵)。河江手永に属し、「国誌」に「小野村」とあり、「里俗南小野村ト云」と記す。小野のなかで唯一宇土支藩知行所であった。文化九年(一八一二)の宇土知行所村々略反別帳によれば高八七六石余、田四〇町二反七畝余・畑一三町三反七畝余、男二八三・女二六六とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android