南土山村(読み)みなみつちやまむら

日本歴史地名大系 「南土山村」の解説

南土山村
みなみつちやまむら

[現在地名]土山町南土山

鈴鹿峠の西方田村たむら川右岸に位置。村北端は東西に通じる東海道を境に北土山村。集落の大半は北土山村と同様、東海道に面して街村をなし、南北合せて土山宿町並を形成する。近世以降の領主変遷は北土山村と同じ。村の西方に幕府代官の陣屋が置かれた。天正一九年(一五九一)四月の徳川家康知行目録写(大谷文書)に南土山四五一石とある。寛永石高帳では高四四二石余。慶安二年書上はその内訳を田一三一石余・畑二二一石余・永荒川成八九石余と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android