半城村(読み)はんせいむら

日本歴史地名大系 「半城村」の解説

半城村
はんせいむら

[現在地名]郷ノ浦町半城本村触はんせいほんむらふれ

武生水むしようず村の北西に位置し、深い入江(半城湾)に臨む。地内の妙見宮(河原神社)を「延喜式」神名帳に記される壱岐郡一二座の一つ「ミツノ神社」に比定する説(承応社記・式社考)がある。正平二四年(一三六九)の壱岐神領図(壱岐史拾遺)では国分こくぶ天満宮(現芦辺町)の神領六四町のうちとして半成はんせい村とみえる。正保国絵図に村名がみえ、高二二六石余。明暦二年(一六五六)の田方帳抜書では半城村として戸田とだ免・野本のもと免・牛方うしかた免・本村免・内野うちの免・大浦おおうら免・御津みつ免・当坂とうさか免が記され、志佐主馬之丞らの給知。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android