十菱 愛彦(読み)ジュウビシ ヨシヒコ

20世紀日本人名事典 「十菱 愛彦」の解説

十菱 愛彦
ジュウビシ ヨシヒコ

大正・昭和期の劇作家,小説家 日本聖星学研究所長。



生年
明治30(1897)年11月5日

没年
昭和54(1979)年9月6日

出生地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
日本大学宗教学科中退

経歴
アテネ・フランセに学び、倉田百三に知遇された。大正10年処女戯曲離婚への道」、次いで書き下ろし「愛の路は寂し」で認められた。牧野信一らと十日会を結成、「黒猫」「黒猫座」を主宰した。その後小説「第二の処女期」、14年の「処女の門」は発禁となり「闇に咲く」と改題して出版。他に戯曲「小栗上野の死」など。戦災後、占星学を研究、日本聖星学研究所長となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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