十種雲形(読み)ジッシュクモガタ

デジタル大辞泉 「十種雲形」の意味・読み・例文・類語

じっしゅ‐くもがた【十種雲形】

雲級」に同じ。じっしゅうんけい。

じっしゅ‐うんけい【十種雲形】

雲級」に同じ。じっしゅくもがた。

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精選版 日本国語大辞典 「十種雲形」の意味・読み・例文・類語

じっしゅ‐くもがた【十種雲形】

〘名〙 雲の形を一〇種類の基本形に分けたもの。国際的にも一九世紀末以来用いられているものは、巻雲巻積雲巻層雲高積雲高層雲層積雲層雲乱層雲積雲積乱雲の一〇種。雲級。

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百科事典マイペディア 「十種雲形」の意味・わかりやすい解説

十種雲形【じっしゅうんけい】

国際的に定められた雲形分類うち最も基本的な〈類〉としてあげられている10種。国際名,国際記号が定められている。雲の形を幕状と団塊状に大別し,次に雲の出現する高さ,雲粒水滴氷晶かによって次の10に分類したもの。巻雲Ci,巻積雲Cc,巻層雲Cs,高積雲Ac,高層雲As,層積雲Sc,層雲St,乱層雲Ns,積雲Cu,積乱雲Cb。
→関連項目下層雲中層雲夜光雲

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十種雲形」の意味・わかりやすい解説

十種雲形
じっしゅうんけい
ten typical forms of clouds

雲形を 10類の基本形に分類し,さらに種,変種ほか副変種(部分的に特徴ある雲と付随して現れる雲)として分類を細分化したもの。十種雲級ともいう。雲の形は 1803年イギリスのリューク・ハワードによって分類され,1896年それをもとにして 10種類の雲の基本形がつくられた。今日使われている分類は,世界気象機関 WMOの 1956年版の国際雲級帳に従っている。

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