十地の菩薩（読み）じゅうじのぼさつ

精選版 日本国語大辞典

じゅうじ【十地】 の 菩薩(ぼさつ)

菩薩の修行階位五二位のうち、第四一位から第五〇位までの菩薩をいう。これを十聖といい、これ以前を地前といって区別する。無漏智を得て、衆生をまもりそだてることができるようになった位。

※真如観（鎌倉初）「分段輪廻の今日に至りて流転年久しくて、十地(ヂ)菩薩尚其始を知らず」

出典　精選版 日本国語大辞典