十六夜・清心(読み)いざよい・せいしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「十六夜・清心」の解説

十六夜・清心 いざよい・せいしん

河竹黙阿弥作の歌舞伎小袖曾我薊色縫(こそでそがあざみのいろぬい)」に登場する男女
遊女十六夜と僧清心心中をはかるがはたせず,離れ離れになる。鬼薊清吉と名のる盗賊となった清心と,おさよと名をかえた十六夜は再会するが,悪事のすえにふたりは死ぬ。清心のモデル実在の盗賊鬼坊主清吉。安政6年(1859)に上演されて人気を博したが,35日で上演禁止となった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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