北白木村・中白木村(読み)きたしらきむら・なかしらきむら

日本歴史地名大系 「北白木村・中白木村」の解説

北白木村・中白木村
きたしらきむら・なかしらきむら

[現在地名]桜井市大字白木しらき

鳥見とみ(七四〇メートル)西北方の村落。白木は黒木(雑木)対語、方言の白木しらた(白色樹幹)の繁茂地か。初瀬渓谷は地形上、北側南面には白木が多く、南側北面は良質檜(多武峯檜)の産出地としてとくに有名。中世、新羅国皇子天日矛の裔という白木武蔵が拠ったともいう(国民郷士記)

慶長郷帳には北白木村という。村高八七・二一石。織田有楽(長益)領。元和元年(一六一五)柳本藩(織田尚長)領となり、廃藩置県に至る。中白木村は慶長郷帳にはなく、元和郷帳にみえ、村高一一五・三八石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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