北海道鉄道(読み)ほつかいどうてつどう

日本歴史地名大系 「北海道鉄道」の解説

北海道鉄道
ほつかいどうてつどう

明治三三年(一九〇〇)設立の北海道鉄道株式会社が敷設した函館小樽間を結ぶ鉄道路線。同三八年に全通し、現在のJR函館本線の前身にあたる。明治一九年北海道庁長官岩村通俊の命により、平井晴二郎が鉄道建設のため函館―小樽間の測量を行っている。同二九年の北海道鉄道敷設法に伴い函館―小樽間の鉄道は予定線とされた。船便があるとの理由で建設順は最後とされたが、同年六月函樽鉄道株式会社発起人の一人である函館の平田文右衛門らが中心となって会社の創立認可を出願した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報