北海道襟裳肉牛牧場(読み)ほつかいどうえりもにくぎゆうぼくじよう

日本歴史地名大系 「北海道襟裳肉牛牧場」の解説

北海道襟裳肉牛牧場
ほつかいどうえりもにくぎゆうぼくじよう

えりも町の中央部、歌別うたべつ川上流の丘陵地にあった道営牧場。国道三三六号の追分おいわけ峠の北方、オキシマップ山(八九五メートル)の南東麓を占めていた。昭和四二年(一九六七)北海道と北海道開発庁は早肥・早熟な外国産肉牛を導入し、生産された子牛を繁殖用原牛として道内の肉牛生産地に供給する目的で、当町に道内で随一の肉牛繁殖センターを設置することを決定。昭和四三年度から着手し、同四五年度に五億五千万円を投じて完成した。町有林(当時は幌泉町)九〇五ヘクタールのうちに北海道開発局・道庁・農地開発機械公団が開発し、集約草地三五ヘクタールを造成し、牛舎・事務所・職員住宅などの施設が造られた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報