北波多村(読み)きたはたむら

日本歴史地名大系 「北波多村」の解説

北波多村
きたはたむら

面積:二六・二六平方キロ

松浦郡南西部に位置する。松浦川の支流徳須恵とくすえ川のつくる徳須恵盆地を中心とする村。東はきし岳の山稜をもって相知おうち町と境し、北は上場うわば台地唐津市と境する。南から西は丘陵地で伊万里市と接する。徳須恵盆地で徳須恵川の支流岸山きしやま川・稗田ひえだ川・志気しげ川・行合野ゆきあいの川・田中たなか川・下平野しもひらの川の小河川が合流する。かつて徳須恵盆地は松浦潟入江であり、盆地の出口は中世まで津であり、そのなごりとして「おろぐち」などの地名がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報