北条池(読み)ほうじよういけ

日本歴史地名大系 「北条池」の解説

北条池
ほうじよういけ

[現在地名]綾南町萱原・陶

あや川の中流域の堰留池。千疋せんびきから北西流してきたとみ川も当地に流入する。堤高一一メートル、堤長三〇五メートル、満水時には一三二万九〇〇〇立方メートルを貯水阿野あや郡南に所在したが、当池の水掛村々は同郡北であるため北条池と呼称したらしい。池泉合符録には萱原かやはら池と載り、これによれば坂出村に高一五六石余、西庄にしのしよう村に高八二七石余、江尻えじり村に高五三〇石余、林田はやしだ村に高一千七五七石余、氏部うじべ村に高六二九石余、かも村に高八一三石余、神谷かんだに村に高三六〇石余、高屋たかや村に高六六五石余、青海おうみ(以上、現坂出市)に高一一六石余の水掛りを供給していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android