北川(村)(読み)きたがわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「北川(村)」の意味・わかりやすい解説

北川(村)
きたがわ

高知県東部、安芸(あき)郡の村。奈半利(なはり)川の中流に位置する山村で、林野率は90%以上に達する。林業が盛んでスギヒノキの用材生産が多く、1960年(昭和35)までは奈半利川森林鉄道によって下流奈半利町へ運ばれていたが、トラック輸送に変わった。農業ではユズの生産量が多く、ハウス栽培もみられ、ユズ酢やジュースの工場がある。国道493号が通じる。1965年完成の魚梁瀬(やなせ)ダムをはじめ三つのダムがあり、電源開発が進められている。面積196.73平方キロメートル、人口1146(2020)。

[正木久仁]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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