北上野村(読み)きたうえのむら

日本歴史地名大系 「北上野村」の解説

北上野村
きたうえのむら

[現在地名]御船町七滝ななたき

東は北中島きたなかしま村・中島村(現矢部町)、西は東上野村に接し、南を御船川が西流する。文明四年(一四七二)一一月二六日の阿蘇山本堂造営棟別料足請取日記写(阿蘇家文書)に「上野」とみえる。慶長国絵図に村名の記載はなく、西上野村のうちであった(国誌)。木倉手永に属し、「国誌」は小村として北園村・滝尾村・五所園村・吹野ふきの村・小川野おがわの村・村原村・肉原村を記す。明治初年の木倉手永手鑑によれば高六五七石一斗余、田畝一六町八反一畝余・畑畝二八町四反七畝余、竈数七六・人数三二二、牛馬一五二、御山畝四五町一反五畝・御藪畝一六町六反五畝余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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