匂墨(読み)においずみ

精選版 日本国語大辞典 「匂墨」の意味・読み・例文・類語

におい‐ずみ にほひ‥【匂墨】

〘名〙
芳香を加えて作った墨。
※俳諧・桜川(1674)春一「試るや筆のはつ花にほひ墨〈久友〉」
② よいにおいのする炭。
浄瑠璃蝉丸(1693頃)一「火花も薫れとにほひずみ、くべんとせしを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android