勝浦(町)(読み)かつうら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「勝浦(町)」の意味・わかりやすい解説

勝浦(町)
かつうら

徳島県中東部、勝浦郡にある町。1955年(昭和30)横瀬町と生比奈(いくひな)村が合併して成立。勝浦川中流域にあり、川舟交通の時代には高瀬舟横瀬まで運航した。棚野以東の河岸段丘水田からミカン園、工場用地へと転換した。西部坂本は江戸時代中ごろに温州(うんしゅう)ミカンの栽培を始めた地で、勝浦川沿岸の山地斜面にはミカン園が広がるが、冷害、過剰生産などの影響で、ミカンの単一栽培からシイタケや野菜栽培との複合経営に転換している。鶴林(かくりん)寺は四国八十八か所第20番札所である。面積69.83平方キロメートル、人口4837(2020)。

[高木秀樹]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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