勝山[市](読み)かつやま

百科事典マイペディア 「勝山[市]」の意味・わかりやすい解説

勝山[市]【かつやま】

福井県北東部の市。1954年市制。大野盆地北部と周辺山地を占め,九頭竜(くずりゅう)川沿いにえちぜん鉄道が通じる。中心市街は元禄年間以降小笠原氏の城下町として発達,刻みタバコの産で知られた。現在は明治以降盛んになった福井機業地帯に属し絹・人絹織物工場が多い。中世に栄えた平泉寺の跡(史跡),六呂師スキー場があり,2月に行われる勝山左義長まつりは300年以上の伝統をもつもので,観光客が多い。253.88km2。2万5466人(2010)。

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