勝ば官軍(読み)かてばかんぐん

精選版 日本国語大辞典 「勝ば官軍」の意味・読み・例文・類語

かて【勝】 ば 官軍(かんぐん)

勝利を得れば勝ったほうがすべて正しいことになる。力は正義であるの意。後に「負ければ賊軍」と続けることもある。
※妾の半生涯(1904)〈福田英子〉四「素より女ながら一死を賭して、暴虐なる政府に抗せんと志ざしたる妾(わらは)、勝てば官軍敗れば賊と昔より相場の極れるを、虐待の、無情のと、今更の如く愚痴をこぼせしことの恥かしさよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android