劉福通 (りゅうふくつう)
Liú Fú tōng
生没年：?-1363
中国，元末群雄の一人。安徽省潁（えい）州（阜陽県）の人。韓山童らと紅巾（こうきん）軍を起こし，韓山童死後は，1355年韓林児を迎えて皇帝とし，宋国を建て竜鳳と建元した。そしてみずから丞相として力を振るい，しばしば元軍を破って宋国の全盛時代を築いたが，63年元軍に敗れて安豊に逃れてからは勢力振るわず，のち張士誠の部将呂珍の攻撃をうけて戦死した。
→紅巾の乱
執筆者：谷口 規矩雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
劉福通
りゅうふくつう
Liu Fu-tong; Liu Fu-t`ung
[生]?
[没]至正23(1363)
中国，元末の群雄の一人。潁州 (安徽省阜陽県) の人。元末に韓山童らと紅巾軍を起し，至正 15 (1355) 年山童の子韓林児を迎えて皇帝とし，宋国を建て，みずからは平章，のち丞相として活躍した。しかしのち元軍に敗れ，安豊に逃れたが，同 23年張士誠の部将呂珍に襲撃され戦死。
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