前長(読み)まえなが

精選版 日本国語大辞典 「前長」の意味・読み・例文・類語

まえ‐なが まへ‥【前長】

[1] 〘名〙 以前。まえまえ。「まえながに」「まえながから」の形で、以前から、前もって、かねてよりの意に用いる。
結城氏新法度(1556)四八条「其時又たれなりとも、そはより侘言めされ候はは、ならへけつり可仕候。此義前長に申をき候」
[2] 〘形動〙 前髪が目や頬にかかる程度にまで長いさま。
※黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉四「ニキビの井筒耕作君などは、髪を前長(マヘナガ)に摩(な)で下ろし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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