前廉(読み)マエカド

デジタル大辞泉 「前廉」の意味・読み・例文・類語

まえ‐かど〔まへ‐〕【前廉】

《前の時点の意。副詞的にも用いる》
以前。先ほど。まえかた。
「―お屋敷に御奉公申しました、おかちと申す者」〈浄・浪花鑑
事前。前もって。まえかた。
「それは―から習うておいてござる」〈虎明狂・麻生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前廉」の意味・読み・例文・類語

まえ‐かど まへ‥【前廉】

〘名〙 (前の時点の意) =まえかた(前方)
※ロドリゲス日本大文典(1604‐08)「Mayecado(マエカド) カラ カクゴ イタイタ。マエ ヨリ、または、カラ アリキタッタ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android