前古典派の音楽(読み)ぜんこてんはのおんがく(英語表記)Preclassic music

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「前古典派の音楽」の意味・わかりやすい解説

前古典派の音楽
ぜんこてんはのおんがく
Preclassic music

バロック様式ののち典型的古典派の音楽 (ウィーン古典派の音楽) が誕生する前,すなわち 1720年頃から 60年頃にかけて活躍した作曲家たちの音楽で,その特色はおもにギャラント・スタイル多感様式シュトゥルム・ウント・ドラングといった概念でとらえられている。マンハイム楽派ベルリン楽派,G.ワーゲンザイルらのウィーンで活躍した作曲家たちの音楽がその代表としてあげられるほか,N.ヨメリ,J.ショーベルト,J.C.バッハらも同様の特色をもつ音楽を作った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android