初正月(読み)ハツショウガツ

とっさの日本語便利帳 「初正月」の解説

初正月

生児が初めて迎える正月に、男児破魔矢や凧、女児羽子板や手まりを贈る地方もある。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

世界大百科事典(旧版)内の初正月の言及

【育児】より

…自分の箸・茶椀を与え持たせるということは日本独特の風習であろう。 初正月には男児には破魔弓,女児には羽子板を贈り,また初節供には鯉幟や雛人形の贈答があり祝宴を開く。これらは生児の村をこえた世間への仲間入りの機会でもあった。…

【初節供】より

…しかし3月の初節供は女と決まったものではなく,神奈川・兵庫・岡山県下や北陸地方などでは,男児にも初天神の人形を贈って祝う風がある。三月・五月節供のほか,初正月には里方から男児に破魔(はま)弓または天神様の掛軸,女児には羽子板,手まりなどを贈って子の健康を祈り祝う。地方によっては正月や5月に初凧といって大凧を揚げて初男児を祝うとか,初七夕を祝う風が北陸や九州地方にみられる。…

※「初正月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」