切箸(金切鋏)(読み)きりはし(かなきりばさみ)

事典 日本の地域ブランド・名産品 「切箸(金切鋏)」の解説

切箸(金切鋏)[金工]
きりはし(かなきりばさみ)

関東地方千葉県地域ブランド
館山市で製作されている。切箸とは、鋏の古い名称のこと。東京の秋葉原で1882(明治15)年に創業、大正年間に2代目が館山へ移った。金切鋏は、日露戦争においてロシア軍が張り巡らした鉄条網を切るために使われたことで一躍有名になった。昔ながらの火づくり加工という技法でつくられる金切鋏は、切れ味がよく機能美にも優れている。千葉県伝統的工芸品

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報