切留村(読み)きりどめむら

日本歴史地名大系 「切留村」の解説

切留村
きりどめむら

[現在地名]富来町切留

富来川源流部にある山村で北は鳳至ふげし越渡こえと(現穴水町)。本福寺由来記(滋賀県本福寺蔵)阿岸本誓あぎしほんせい(現門前町)所蔵親鸞絵像についての伝承を載せ、新町分しんまちぶん(現同上)から「極楽寺ノ道ヲ切アケテ通シ申道作リ、コヽニテキリトメケレハ、其村ヲキリトメトイフトナリ、聖人極楽寺ニ三日御逗留有リ」と記す。本誓寺から「キリトメ」を経て極楽寺に至る通路があったことをうかがわせる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android