切小口(読み)きりこぐち

精選版 日本国語大辞典 「切小口」の意味・読み・例文・類語

きり‐こぐち【切小口】

〘名〙
① 切った物の小口。切断された面。切口(きりくち)
日葡辞書(1603‐04)「Qiricoguchi(キリコグチ)
切り傷の口。傷口。切口(きりくち)
※咄本・籠耳(1687)二「腹をよこさまに切れければ、切(キリ)こぐちより、血にまじりて水二三斗ばかりもいでて」
物事のいとぐち。きっかけ。小口。
洒落本辰巳婦言(1798)昼遊の部「中直りの切小口もなければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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