切前(読み)キリマエ

デジタル大辞泉 「切前」の意味・読み・例文・類語

きり‐まえ〔‐まへ〕【切(り)前】

義太夫節で、の前の部分。また、それを語る太夫
寄席で、最後から一つ前演目。また、とりのすぐ前に出る芸人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「切前」の意味・読み・例文・類語

きり‐まえ ‥まへ【切前】

〘名〙 一日興行の最後から一つ前の番。また、その演目。切狂言切舞、切語り、真打(しんうち)などの始まる以前、またはそこに出演する芸人。
※化銀杏(1896)〈泉鏡花〉二「唯(はい)、ですから切前(キリマヘ)に帰りました」

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