刀出村(読み)かたなでむら

日本歴史地名大系 「刀出村」の解説

刀出村
かたなでむら

[現在地名]姫路市刀出刀出栄立町かたなでえいりつちよう

書写山の西麓に位置し、南は六角ろつかく村。菅生すごう川が村内を南流する。大永年中(一五二一―二八)惣社走馬之記(智恵袋)によると、惣社(射楯兵主神社)走馬神事に「置塩領下刀出居」の香山七郎左衛門が奉仕している。慶長国絵図に村名がみえる。江戸時代を通して姫路藩領。正保郷帳では田方二二三石余・畠方四一石余。天保郷帳では高三五八石余。文化元年(一八〇四)免状(刀出村文書)によると、免は本田五ツ七分、分地は五ツ四分。宝暦一二年(一七六二)の家数六九(本百姓五九・水呑一〇)・人数三四八、牛二五・馬一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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