出合遠近(読み)であいえんきん

精選版 日本国語大辞典 「出合遠近」の意味・読み・例文・類語

であい‐えんきん であひヱンキン【出合遠近】

〘名〙 連俳で、諸礼停止(しょれいちょうじ)一句一直(ちょく)とともに、俳席の掟の三箇条の一つ。席上で同時に付句が出されたときは、懐紙の上でその人の付句が近くにあれば遠慮し、遠い方の作者のを採用すること。
※俳諧・生玉万句(1673)「うくひすの声出合遠近〈重吉〉 取立る相撲のかこい雪消て〈久任〉」

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