凍渡(読み)こおりわたる

精選版 日本国語大辞典 「凍渡」の意味・読み・例文・類語

こおり‐わた・る こほり‥【凍渡】

〘自ラ四〙 一面に凍る。
万葉(8C後)一三・三二八〇「立ち待てる 吾が衣手に 降る雪は 凍渡(こほりわたり)ぬ」
源氏(1001‐14頃)手習「春のしるしも見えずこほりわたれる水の音せぬさへ心細くて」

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