内金城村(読み)うちかなぐしくむら

日本歴史地名大系 「内金城村」の解説

内金城村
うちかなぐしくむら

[現在地名]那覇市首里金城町しゆりきんじようちよう三―四丁目

首里城の南に位置し、西は金城かなぐしく村、東は南風ふえー之平等崎山さちやま村、南は真和志まーじ間切茶湯崎ちやなざち村。金城村との境を真玉まだま道が南北に通る。真和志まーじ之平等のうち。首里古地図には与那城筑登之親雲上・平安座里主・高嶺親方ら六八の屋敷地のほか大慈だいじ院・大日だいにち寺・拝殿御嶽(内金城御嶽)崎山さちやま御嶽や二つの井戸、南東端部にわずかな田を確認できる。内金城うちかなぐしく御嶽の北東にあった大日寺は首里唯一の真言宗寺院で、儒学に通じた頼慶が尚質王(在位一六四八―六八年)から寺地を得て創建したという(琉球国由来記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報