精選版 日本国語大辞典 「内野台嶺」の意味・読み・例文・類語
うちの‐たいれい【内野台嶺】
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漢学者。神奈川県に生まれ、城田作三(しろたさくぞう)と称したが、のちに曹洞(そうとう)宗大乗寺(だいじょうじ)住職の養子となり、内野台嶺と改名した。東京高等師範学校を卒業後、同校講師、教授を経て東京文理科大学(東京高等師範学校を改組して設立。現、筑波(つくば)大学)教授を歴任。退官後、駒沢(こまざわ)大学教授、同文学部長になった。「儒教における礼の地位」「五祀考(ごしこう)」「文宗考」「袷祭考(こうさいこう)」など「礼」の研究に専念し、「儀礼注疏索引」(未刊)が畢生(ひっせい)の仕事であった。著書に『孟子(もうし)新訳』『四書通論』『四書新釈大学中庸(ちゅうよう)』『四書新釈論語』『韓非子(かんぴし)講話』などがある。
[中村璋八 2016年3月18日]
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