兼房(読み)かねふさ(英語表記)KANEFUSA CORPORATION

日本の企業がわかる事典2014-2015 「兼房」の解説

兼房

正式社名「兼房株式会社」。英文社名「KANEFUSA CORPORATION」。金属製品製造業。昭和23年(1948)「兼房刃物工業株式会社」設立。平成2年(1990)現在の社名に変更本社は愛知県丹羽郡大口町中小口。工業用刃物メーカー。木材加工機用刃物が主力。自動車関連向け金属切断用丸のこ・製本紙工用刃物・各種カッターなどを扱う。東京証券取引所第2部・名古屋証券取引所第2部上場。証券コード5984。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

世界大百科事典(旧版)内の兼房の言及

【関物】より

…関物の作風は初期には兼吉に代表される細直刃の品格のあるものもあるが,一般に実用本位の匂口(においくち)の沈んだ〈のたれ〉,〈尖り互の目乱(とがりぐのめみだれ)〉を主調としたものが多い。またなかには兼房にみる〈兼房丁子〉と称して独特な互の目丁子刃,〈兼元の三本杉〉といって尖り互の目の連(つ)れた刃文など個性の強いものもみられる。また,関物で特筆されるのは切れ味が非常にすぐれていたことで,兼元(関の孫六)や兼定は江戸時代にはしばしば最上大業物(おおわざもの),つまり最もよく切れる刀工にあげられている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」