其につけても(読み)それにつけても

精選版 日本国語大辞典 「其につけても」の意味・読み・例文・類語

それ【其】 に つけても

源氏(1001‐14頃)桐壺「御袴着のこと〈略〉御蔵寮御殿の物を尽くして、いみじうせさせ給。それにつけても、世のそしりのみ多かれど」
② そういうことがあるためにますます。それによっていっそう。
※親鸞聖人消息(13C中)略本二「世にくせごとのおこりさふらひしかば、それにつけても念仏をふかくたのみて、世のいのりにこころいれてまふしあはせたまふべしとぞおぼえさふらふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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