六地(読み)ろくじ

精選版 日本国語大辞典 「六地」の意味・読み・例文・類語

ろく‐じ ‥ヂ【六地】

〘名〙 双六(すごろく)で、盤の両辺の一二区画を左右に分けた六区画。盤を挟んで白黒相対すると、白の左六区画、黒の右六区画がそれぞれの内六地、残る六区画が外六地となる。敵の内六地に石を早く送り込んだ方が勝となる。
※俳諧・伊勢俳諧新発句帳(1659)冬「一のうらろく地も山よ今朝の雪〈勝忠〉」
浄瑠璃祇園女御九重錦(1760)二「其石切って、マアマア六地をお塞ぎなされ」

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