八面村(読み)やつおもてむら

日本歴史地名大系 「八面村」の解説

八面村
やつおもてむら

[現在地名]稲川町八面

皆瀬みなせ川の中流右岸に位置し、東は三又みつまた村・東福寺とうふくじ村、南は川連かわつら村、北は大門だいもん村に接する。村名は村の鎮守八面荒神にちなむものという。

駒形こまがたに応安五年(一三七二)銘の尼公逆修供養の板碑がある。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に五九九石とあり、また八面の内村、八面の内野荒町、八面の内大門村とみえる。延享五年(一七四八)の雄勝郡村々検使ケ条書(秋田県庁蔵)に当村はもと川連村の内であったが「川連より北ニ相当候ニ付、八面一村之儀北ノ町と唱」と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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